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作業月報

  • 執筆者の写真: rinsengama
    rinsengama
  • 2018年2月1日
  • 読了時間: 2分

2月です。

お正月以来、「更新する」ことをすっかりと忘れていました。

今年は桜の咲く頃まで、展示販売会もないので割と制作に没頭している今日この頃です。

3月下旬からの浦和伊勢丹さんでの展示販売を始まりに、今年は新しい図案の器たちを

たくさん展示したいな、と思っています。

そんなこんなで昼間は筆を握り、夜は鉛筆を握り "あーだこーだ” と思いあぐねて図面を

ひいています。

私は高校生の頃はデザインの道を志していたので割としっかり図面をひきます。

方眼紙、尖った鉛筆、定規とコンパス、といった「いかにも」な道具を使います。 他の陶芸家の方がどうなのかはわかりませんが、私はサラの素焼きに直接描く

ことは出来ません。というより、それは私の仕事のやり方では無いと思っています。

九割方の焼き上がり完成図が想像できないと、実際の作業に不安が残ります。

なので、生地のあちこちをメジャーで採寸し、まず生地の原型を描き、見込み

もしくは縁から図案を描き込んでいきます。

見込み、もしくは縁のどちらかが決まると、そこから長い長い思案の時間が流れます。

夢中で描いている時は納得した図柄でも、数分の休憩後に下品に感じることもあり…

もっと進むと実際に素地に筆を入れている時に絵柄にわざとらしさを感じて全て

消し去ることもあります。

図案にはあえて色をつけません。鉛筆の色のみです。

色を想像しながら絵柄を考えていきます、またそうでなければ呉須の可能性を

裏切るような気がするからです。

よって焼き上がり後は私の想像を超えてくれるので、嬉しかったりします。

ようやく図案が出来上がり、素地に描く頃には私の仕事の八割は終わったような

気がします。そう思うくらい私にとって絵柄作りは重要です。

実際に素地に図案を描いたもの(焼成前)↓↓↓

…長々と制作について書いてしまいました。

今年は皆様にもっと楽しんでもらえる器が展示できそうです。

ただ…、今は絵柄がじゃんじゃん出来て制作が追い付いていけないという状態に

陥っています…。どうしたもんでしょう。

そんな今日この頃をおもしろがって制作の日々を過ごしています。

では、また。

 
 
 

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